虫歯について

一般歯科・小児歯科

健康は健口から

本来の目標は治療だけではなく、いつまでも自分の歯を維持していただくことです。よく噛めてよく食べられることから健康につながります。近年、歯周病と全身疾患の関連が指摘されています。歯周病が様々な全身の健康状態に影響することから、当院では治療はもちろんその後の管理まで親身になって取り組んでいきたいと思います。

虫歯があると食べ物を良く噛めないので、とくにお子様の場合は、成長期の身体に影響してきます。顎の発育不全などにより、歯並びが悪くなったり、様々な影響が出てきてしまいます。

健康は健口から

虫歯になるのはどうして

食べ物が口の中に入ると虫歯菌が酸を作り出しこの酸により歯からミネラル成分(カルシウム)が溶け出します。(脱灰)
食後しばらくすると唾液の働きにより酸が中和されミネラル成分(カルシウム)が歯の表面に戻ります。(再石灰化)

虫歯になるのはどうして


「生えたての乳歯」や「生えたての永久歯」は歯の質が弱く虫歯になりやすい!

「フッ素」の効果


唾液の中には歯の成分であるカルシウムやリンが含まれていて、このカルシウムやリンなどが酸によって溶かされたエナメル質を補う作用があります。
口の中では脱灰と再石灰化が繰り返されています。このバランス崩れることで、むし歯ができます。⇒よってむし歯を予防するにはお口の中をうまくコントロールして歯の再石灰化が起きやすい環境を整えるということが重要です。


虫歯の進行状況と治療法

C0

虫歯になる一歩手前

虫歯になる一歩手前

歯に穴はあいていないが、表面が少しだけ溶けた状態です。ツヤが無くなり、白く濁って見えたり、薄い茶色になります。 正しい歯磨き、フッ素で進行を防げます。

C1(軽度)

虫歯初期

虫歯初期

痛みは無いが、歯に穴ができたり、 茶色い黒ずみが出来ている状態です。歯の表面にあるエナメル質が虫歯に侵されています。
放置すると進行してしまうので削って詰める治療が必要です。 (削る部分は最小限)

C2(中度)

虫歯の中期

虫歯の中期

冷たいものがしみるようになります。 エナメル質の下にある象牙質まで虫歯が進んでいます。
麻酔を施し、虫歯になってしまった部分を削って除去し 歯の型を取ってから、それに適合した詰め物(インレー)をします。

C3(重度)

虫歯の後期

虫歯の後期

歯がズキズキと痛むようになってきます。 大きな穴の開いた状態で、歯の神経近くまで虫歯が進行している状態です。
麻酔を施し、歯を大きく深く削り神経を取り除きます。

C4(最重度)

虫歯の末期

虫歯の末期

歯がほとんどなくなり、根だけの状態です。この状態を放置すると根に膿を持ち腫れたり、強い痛みを感じるようになります。
多くの場合抜歯することになります。

POINT 成人の80~90%がかかっていると言われている「歯周病」
初診時に口腔内環境が悪い場合には、まずは歯周病の改善を行い、状態が改善されたところで治療処置に入ります。ですので、初診時にしっかりカウンセリングさせていただき患者さまと相談しながら治療スケジュールを決めていきます。

フッ素の効果

FRUORIDE TREATMENT

フッ素は虫歯菌が作る酸によって歯から失われたカルシウムなどのミネラルを歯に取り戻す「再石灰化」という作用があります。
フッ素を歯に塗布することで、虫歯の進行を抑え、歯を丈夫にし、虫歯になりかけた部分の自然修復を促します。
3ヶ月に一度定期的に塗布することでさらなる効果が得られます。

健康は健口から

やっぱり大切なのはブラッシング

むし歯にならないためにも、むし歯菌のエサとなる歯垢(プラーク)をなくすことが重要です。
お口の中は一人ひとり違います。歯ブラシ1本をとってもネックの形状/毛の材質/形状/密度に様々な種類がありますので患者さま自身のお口に合った歯ブラシを選びましょう。

たかはら歯科クリニックでは歯科衛生士がお口の状態を確認しひとりひとりに合った「磨き方」「歯ブラシ」「補助清掃用具」をご提案するブラッシング指導を行っています。

健康は健口から

妊娠中の歯科受診

MATERNITY DENTAL CHECKUP

妊娠中はホルモンのバランスや食習慣の変化によって、口の中の環境が悪化しやすくなります。
普通の時よりも歯ぐきが腫れやすくなるので、歯垢・歯石の除去が重要になります。また、近年マイナス1歳児からの予防歯科として、生まれてくる赤ちゃんのために出産前の妊婦さんの虫歯予防が注目されています。出産後、母乳や離乳食など、食生活を一緒にするお母さんの口腔内の菌が多いとその菌が子どもの虫歯の元になるリスクが高いためです。
子どもの口の中に虫歯菌が住み着くのは1歳半頃からと言われています。定期的に歯科医院で口の中を清掃しているお母さんの子どもの虫歯の感染割合は、そうでないお母さんの子どもの1/2~1/3程度です。将来のお子様のお口の健康を考えて、妊産婦の頃から自己管理を徹底しましょう。

妊娠中でも、いくつかの注意点さえ守れば歯科治療をすることが出来ます。
妊娠中の歯科受診をご希望の方はお問い合わせ下さい。
診療時期についてもご説明いたします。


妊娠中の歯科受診
妊娠中の歯科受診